【ディスクレビュー】本田毅「Effectric Guitar scape ZERO Band style」
今回は本田さんのソロ初バンドスタイルでのホールライブの模様を収めたDVDです。
このライブは自分も観に行きました。
その時に書いたレポになっていないレポ(汗)は雑記ブログのほうに書いているのですがこれ↓
https://gucchie-talk.net/?p=2594
この時の模様がしっかり収められたライブDVD。
映像を撮っているというのはMCで話していましたので、楽しみに待っていた作品です。
漂う緊張感と期待感
当日、会場にいて開演を待っている間の妙な緊張感と期待感。これはどんなアーティストのライブを観に行っても少なからず自分には湧き出てくるものなんですが、今回はもう本当に楽しみがありすぎて、より強く感じていました。
そして、本田さん自体もMCや表情から最初のほうものすごく緊張しているような様子は少し伝わったかなと…。
今回、ディスクを再生してみて、勿論通常のライブDVDと同じく、開演の少し前、登場シーンから収録されているのですが、自宅のリビングでソファに腰かけながら観ているのに、一度ライブで観ているのに…何となく緊張感と期待感が湧き出て来ました(笑)
MCはほぼカットされているので、MCでの本田さんの緊張感は伝わりにくいかもしれませんが、最初の短いMCでも何となく伝わってくるような気はします。
でも、1曲目から演奏中はものすごくいつものようにニコニコというかニヤニヤというか、楽しそうなのも伝わってくる。
本編+アンコール含めて全曲、17曲収録、トータル71分の作品
MCで次にやる曲の説明なんかを割と細かくしてくれることがあるんですが、そういうのはカットされているのもあるかもしれないですが、17曲演奏して71分っていう凄く見やすい時間なのもいいなと思ったりします。
前回のGITANEでも書いたかもしれませんが、家で観る分にはテンポよく見れるし、そのほうがいいような気もしますね。
当日そのままの空気感で聞くMCと後々振り返るように聞くMCでは感じ方が違うかもしれないし、ハッキリ振り返るために欲しい気もしなくはないですけど。
ルーフトップ編集長の椎名さんの解説文がついているのでそれも必読、発売少し前にWebでインタビューも掲載されていましたが、それも併せて読めば、また別の角度からも楽しめそう。
気持ちいいところで曲が終わる
インタビューで、「その曲でやれることが終わったなと思うとそろそろやめたくなる」と語っていたのですが、本当に曲を聴いていて疲れることがないのが本田さんのインストな気がします。
16小節以上のギターソロを弾くのが苦手なこともその要因なのかもしれないですし、聴く側からすると、足りないくらいが丁度よくって、また聴きたい、もっと聴きたいって思えることって大事な気がする。そして、その潔さが17曲で71分というコンパクトで見やすい収録時間につながってそうです。
無駄に長いギターソロを延々と陶酔したように弾かれて、聴いてて「もういい…」とか「なげぇ…」って思うことが某ギタリストのライブであったこともありました…。
新鮮だった時はそれでよかったんですけどね(^-^;
でも、何回もライブに通って何回もその曲を聴くたびにどこで終わるんだろうって思う事とかも正直あったので…。
弾ける人からしたら、弾いてて気持ちいいものだとは思いますけどね(笑)
アルバム未収録の楽曲も必見
アルバム発売前からライブで演奏はしていながら、アルバム収録は見送られた曲も今回ライブ演奏で収録されているのも必見だなと思います…。
個人的に「FREEZE DRIVE」と「SEQUENCE QUEEN」は入れて欲しかったなぁと思ってた曲なので…。
それが更にいつものバックトラック+ギターではなく、バンドサウンドでより贅沢になって戻ってきてる感じがまたいいです。
MCから初のソロでのインスト作品的だったんだなぁというのを知った「BUG IN THE HEAD」も含めて、アルバム未収録が7曲も入っているわけなので、ファンとしては必ず手に入れたい作品だなぁと。
今もドンドン新曲をライブで追加している感じなので、今後聴けなくなっていく曲もあるかもしれないし…。
ちなみに「BUG IN THE HEAD」が収録されたGIGSと付録CDはまだ手元にあって…1998年の6月号。
CDにはギターマイナスワンのトラックも収録されている貴重品なので、大事にしていかなきゃ…です。
そして、この曲の中で”Zoom 3000”を使ったサウンドがあるっていうので、当時エフェクター買いました(笑)
ピッチシフターの入ったマルチが欲しくて…。ボコーダーも入ってたし、ペダルとセットの奴を買ったんですけど、結局使い方をよくわからず…その後売ってしまいました(^-^;
その次に買ったマルチエフェクターも何故かZOOMだったんですが、それは今もありますし、現在はBOSSのGT-1も買いました。GT-1000までは流石に手が出ないので…。
GT-1のTONE CENTRALに本田さんが作ったパッチデータがあればいいのになぁ…と思ったりしますが。実際に使っている音ではなくていいので(笑)
脱線しました…(汗)
ライブDVD見てるのに拍手したりしてしまった(笑)
見出し通りなんですが、あんまりにも見てて楽しすぎて、曲終わり「ありがとう」って入ってた曲とかに拍手したりしてしまいました(笑)
家で一人でリビングで観ているのに…(^-^;
体揺らしたり、テンション高くなることはよくありますけど、流石に拍手はなかったなぁ・・・これまでの色んなアーティストのライブ映像では…。
改めてライブで聞いてカッコよさが増したなぁと感じた曲
「NOISE DNB」と「HARM ROCK」はライブでもよく聴いてた曲でアルバムにも入ってますが、音源以上にかっこいいなと感じたのがこの2曲かなという感じ。
映像でテンション高く演奏している姿や会場の盛り上がりも見て取れるからっていうのもあるかもしれないですが、個人的にはアルバムで聴いたときよりやっぱりテンションが上がる感じがしたかな…と。
本田さんがソロアルバムデビューしてまだ1年経ってないこの期間にライブDVDまで発売されて、本当に嬉しいですし、まだまだEffectric Guitarの進化を追いかけて行きたいって改めて思える作品でした。
ディスク情報
タイトル | Effectric Guitar scape ZERO Band style |
アーティスト | 本田毅 |
発売日 | 2020.1.15 |
レーベル | reveil (テイチクエンタテインメント) |
収録曲 | |
BRAHMA | |
7th edges | |
Pray under rays | |
ETHNIC | |
GOHAN DESUYO | |
Ruins of factory | |
真紅 | |
Member solo | |
MOROCCAN BLUE | |
TENSION BALLAD | |
TECHFXX | |
FREEZE DRIVE | |
SEQUENCE QUEEN | |
NOISE DNB | |
HARM ROCK | |
BLOOM | |
BUG IN THE HEAD |
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