【ディスクレビュー】Pli:z「感じてるの」

今回も掘り起こしアイテム…になるのかな…Pli:z(プリィズ)というバンドのアルバム「感じてるの」

現代においてもなかなか情報がネットにまとまっていないバンドなんですが…。色々探しまわって簡単にバンドの紹介をまずは…

Pli:z(プリィズ)について

いつもならHPやWikiからの引用リンクを貼るんですが…さすがのWikiにもPli:zのページがない…。
でも、関連バンドとしてBLOWというのが出て来ます。
どうやらPli:zのメンバーだった3人がその後に結成したバンドのようなので、とりあえずはBLOWのWikiを…

来歴

  • 1993年、「Pli:z(プリィズ)」として活動していた野中則夫、鈴木英利が沢村大和と共に結成し、シングル「少年の翼」でデビュー。
  • 1996年、沢村がソロ活動を開始。
  • 2000年、活動停止。

メンバー

  • 沢村大和(ボーカル、作詞、作曲)
  • 野中則夫(ギター、作曲)
  • 鈴木英利(キーボード、作曲、編曲)

BLOW Wikipediaより引用

ということなのですが…

ネットで色々調べてると、BLOWのボーカルの沢村大和さんっていうのはPli:z時代から改名したみたいでPli:zの時は今西一晃として活動していた様子…。

一昔前の情報集めで、”恐怖の追跡”っていうHPがあって…そういえばそこでJETZTとかも載ってないかな?とかよく調べてた気がする…。
そのHPのPli:z関連のぺージはこちら

取りあえず簡単にPli:z自体について書くと…
6人組のバンドで奈良県出身…。1980年代後半に活動していたポップス系バンド…なのだろうか?
ジャンル的には個人的にはロックなイメージなんですが…そのあたりのイメージとかも固定されていない感じもしますが・・・。

アルバムは4枚は出している…。
「Please Painting Pli:z」「Please from Pli:z」「REAL」「感じてるの」
これ以外はちょっとわからないのですが…数年前にAmazonで「感じてるの」以外の3枚を買いあさったのですが…その時は逆に今よりも情報があったような気もします。
なので、買いあさったというか…。

これもJETZTの記事に書きましたが、知った当時や、その数年後、今からだと20年くらい前くらいまで…かな?
なかなか情報が見つかりづらいアーティストとかも沢山あって偶然的に知ったり見つけた情報や作品を手に入れていた感じだったので。

少しいつもより導入が長いので段落分けします(笑)

Pli:zを知ったきっかけ

これは、当時・・・ソニーのオムニバス「BEAT EXPRESS」のシリーズの中に「Again!」っていう曲が入っていて…それがものすごく印象に残ってました。
多分大学の時くらいだったと思うんだけど、色々バンドを探したりしていたので…。
レンタルで借りてテープにダビングして、その中で「Again!」だけ結構繰り返して聴いていた感じ…。
で、ポップロックなのかな?そのあたりがいまいち説明しがたいんですが…。

ただ、当時このバンドのCDを自分の近所の店とかで見かけることはなくって…今、思い返すとオムニバスに入れているのはプロモーションのためなので、バンドとしての作品は当然発売されていたはずなんですけどね…。

そんな中でCD探してた時に新譜として発売された「感じてるの」をゲット。「Again!」入ってるかな?と思ったけど入っておらず…。
それもそのはず、その数年前にゲットしたCDで言えば一番古いアルバム。多分1stアルバムかな?に入っていて…。
オムニバス自体も聴いたのは多分発売後数経ってたオムニバスだったんだと思います。

そして収録曲たちは「Again!」みたいな感じでもないんですが…それはそれで気に入って割と当時聴いていた気がします。
そして神戸のチキンジョージでライブがあるので観に行った(もしかしたら当時厨房バイトしてたので、シフトに入った:笑)で観て結構カッコいいなと思った気がする。
とはいえ、観たのはそのライブ一回だけだったと思いますが(^-^;

関わっていたサウンドプロデューサー

全てのアルバムの存在を把握しているかどうかっていうのがわかっていないのですが…イメージが固まっていないところについてはサウンドプロデューサーの変遷などもあるのかもしれないし…。そのあたりはよくわからないけど…
「Please Painting Pli:z」では葉山たけし氏がサウンドプロデュースとしてアレンジにも加わっていて、「REAL」では西平彰氏に代わっています。
実際アルバム聴きこんでないので詳しく書けませんが(^-^;

ジャケットのアートワークなどを見てると衣装的な部分で少しずつ硬派なロック寄りなイメージに変えて行っているような気がしなくもなくって…。

葉山さんといえば勝手にビーイング系のイメージで西平さんといえば当時は氷室さんのバックバンドメンバーだったような…。

無理矢理音的なことを書くと、最初の頃は何だろう…チェッカーズとかに近い感じのイメージにしたかったのかもしれないと思ったりもするし…。
その後ビート系のロック寄りになってきたような…。

そして、「感じてるの」はクレジットを見る限りではサウンド面はセルフプロデュースのような気がする…。さらに衣装は一番硬派な感じでロック寄りな気がする。

あくまでも、そういう風に「感じてるの」であって(笑)
ただ、買ったアルバムがそんな感じだったので当時は結構聞いたのかもしれないですし…

年代的にはPli:zとして最後のアルバムだったのかな?
もし次が出てれば買ってる気がするし…。

一番ロック寄りのアルバム「感じてるの」

これもさっき書きましたが、手に入れたものの、そんなに他のアルバムをしっかり聞きこんだわけではないので…勝手な偏見とか勘違い、思い違いもあるかもしれないのですが(^-^;
ただ、実際にこのアルバムを中心としたライブも観たわけですし…サウンド面でのプロデュースがセルフであるなら、もしかしたらこの感じがバンド本来の持ち味だったのかもしれない気もします…。

実際「Again!」の音源を再度手に入れてちゃんと聞いたら、少しイメージがポップ過ぎた気がするのもこのアルバムをずっと聴いていて自分が抱いていたPli:zへのイメージがロックだったからなんだろうと思うので…。
かといって「Again!」はめっちゃ名曲です。

今回も同じく思うんですが…やはり配信に投入して欲しい作品でもあるかな…。
そしてネット見て見たらものすごく根強くファンが残っているバンドのような気がします。

ソニーという巨大なレーベルで所有音源すべての権利をクリアにするのは中々大変だとは思うんですが…。
ダウンロードやサブスクリプションという録音音源の供給方法がなかった時代なので、そこに発生する印税的なものの取り決めがない場合、新たに契約書の一部改訂とかしないと勝手に出来ないですし、それこそ権利元が現在存在しない場合もあったりするので、何でもかんでも出来るかといえばそうではないんですけどね(^-^;

My Favorite 3 Songs

世界中がユウツな夜

アルバムのトップを飾る勢いのあるロックナンバー
ライブでもオープニングでやって多様な気がするけど…気のせいかもしれない…(笑)

翼を失くしたわけじゃない

好物のビートを感じる曲…。
全体的にやっぱりこのバンドメロディーがキャッチーだなぁ・・・と再認識。

MOTHER

ミディアムテンポの聴かせる曲。
なんか、このアルバムでは実際「世界中がユウツな夜」と「感じてるの」とこの「MOTHER」のサビのワンフレーズをすごく覚えてます。
全然、何年も聴いてない時期があるのに…。
下手したら10年以上は聞いてなかったりするんだけど…。

 

最後の「MOTHER」で並列にあげた「感じてるの」を最初3Songsにあげようとしたんですが…聴きながら書いていて「翼を失くしたわけじゃない」が流れて来て…
”あ、こんな曲あった、そういえば…。こっちにしよう”って思ったので急遽変更しました(笑)

ディスク情報

タイトル 感じてるの
アーティスト Pli:z
発売日 1991.3.21
レーベル CBS / Sony Records
収録曲
世界中がユウツな夜
感じてるの
翼を失くしたわけじゃない
MOTHER
アドリブきかせて
LET’S GO!
いつもそばにいてほしい
コンビニエンス ボーイ
Kiss Me Once Again
Shake Down