【ディスクレビュー】CoralReef 「Covers No.1」

今回のディスクレビューもまた少し前の作品で、2014年9月に発売されたCoralReefのカバーアルバム「Covers No.1」です。

CoralReefについて

奇跡の声と称され、2000年に「冬の街」でメジャーデビュー。その後、数々のタイアップをこなしつつも、精力的にライブ活動を行う。神奈川県を中心に不定期で行うストリートライブは、その類まれなる声と天性の歌唱力で多くの人の足をとめ、「歩くパワースポット」と話題に。

CoralReefオフィシャルHPプロフィールより引用

CoralReefというユニット名みたいなものはあるけれど、シンガーシングライター村田亮のプロジェクトといったらいいのかな?
デビュー当時、少し歌唱力とか話題になって、今でもたまにツイッターとかで「そういえば…」のような感じでつぶやかれていたりするのも見かけたりします。
それくらいに、聴いた人には印象に残る歌を歌うんだろうなと思う。
村田亮としてメジャーデビューをして、数年後にはダンデライオンというユニットで2回目のメジャーデビューもしたりしてますが、今は基本的にフリーなのかな?
地元の神奈川中心でストリートライブとか、勿論ライブハウスとかなどの場所でのライブとかを地道に行っているみたいです。

キャリア初のカバーアルバム

そんな村田亮ですが、デビュー当時によくインストアライブを行っていて、その時もリハーサルでカバー曲を歌ったりしていました。
玉置浩二とか徳永英明とかよく歌ってたような気がする。
その後のダンデライオンでは「レイニーブルー」をカバーしてアルバムに入れてたりしてました。

そんな彼が初めてカバーアルバムとしてリリースしたアルバムがこの「Covers No.1」です。

世の中的にはきっとこのアルバムの存在って殆ど知られてないんだろうな…と思ったりしますが、すごく心地よいカバーアルバムだと思います。
これが発売されてからもう6年も経って…その間も沢山色んな人の色んなカバーアルバムが出てるけど…
個人的な持論は「出会ったときがその人にとって新譜」だし、今からでもこのアルバムに出会ってもらうきっかけになればいいなぁと何となく思ったので今回取り上げました。

他のディスクレビューもそうなんですけどね(笑)

元々、シンガーソングライターとして綺麗なメロディーを書くし、歌も本当にストリートとかで聞いたら立ち止まりたくなる歌だったりします。

この記事を書こうと思って、本当に久しぶりに聴いてみたら、聴きやすいし、心地よくって…やっぱり改めていいアルバムだなと思います。
変に奇をてらった感じのアレンジでもなく、90年代から2000年代まで割と幅広い時代から選曲されているアルバムですし、この先も普遍的に聴き続けることが出来るようなものだと思います。

My Favorite 3 Songs

ということで…再確認しながら個人的に選んだ3曲…を。

どんなときも。

アルバム全体的にバラード系が多いのですが、この曲は数少なめなポップな曲。
優しい感じのボーカルでも、オリジナルの槇原敬之の優しい感じとタイプは違うけれど、この曲にはまっているような気がします。

壊れかけのRadio

これは…デビュー当時のインストアとかでのリハで歌ってるの聴いたがあるような気がするので…10数年越しの音源希望願望が叶ってる曲になってます(笑)
「レイニーブルー」もそうだけど、徳永さんの曲、歌うとはまるような気がします。

最後の雨

この曲、本当にいい曲で…。元々好きなんですが、オリジナルより好きかも(笑)
最後の最後のオリジナルにない、歌いあげるフェイクは村田亮節な気がしますが・・・そこにたどり着くまで全編が全て前振り的な”タメ”になっているような気もします。

 

もちろん他の曲もすべていいのですが、あえてあげてみた3曲です。
AWAとかRecMusicとか一部のサブスクリプションでも聴けると思うので、一度聴いてみてもらいたい作品です。

ディスク情報

タイトル Covers No.1
アーティスト CoralReef
発売日 2014.9.17
レーベル クロニクル (テイチクエンタテインメント)
収録曲
恋しくて
大切なコト
どんなときも。
Missing
ハナミズキ
最後の雨
壊れかけのRadio
サーチライト
Story
涙そうそう
言葉にできない