【ディスクレビュー】本田毅「Effectric Guitar Ⅱ」

今回はこのブログで最初のディスクレビュー記事になった本田さんのEffectric Guitarの第2弾「Effectric Guitar Ⅱ」です。

前作の記事はこちら↓

【ディスクレビュー】本田毅「Effectric Guitar」

リリース形態について

今回の作品はアルバム第2弾を基本としながら、アルバムと「本田本」、そして2020年9月のライブDVDをセットにしたBOX形態でのリリースもありました。

この記事自体も発売時に書いていればいいのですが(^-^;
既に10か月が過ぎた感じかな?
基本的には予約限定に近い生産数だとは思うので…今はもうBOXはないかもしれません…
探せばわずかながら店に在庫があるかもしれませんが…。

本田本

BOXのみにセットされている「本田本」ですが…かなりマニアックな内容で…
本田さんと長年本田さんのギターテックをしている佐藤順也さん、そして本田さんの公認サイト「TH MANIACS」の運営をしているたけぞうさん、
さらには今本田さんのギターを作っているフェルナンデスの藤倉克哉さんの4人での座談会の内容を綴っている本。
貴重な写真だったりこの座談会でしか聞けなかったかもしれないような話とか…何となく付録的な存在の本かな?と思いつつ…
サイズ大きくして薄めの単行本に編集しなおしてもいいんじゃないかとか思うくらいに充実している気がしますし…
結構スルッと読めて楽しい本でした。

公認サイトの管理人さんが登場っていうのもなかなかすごいけど…確かに自分も一度PERSONZを抜けたときの本田さんの動きを知るのに
よく見せていただいたサイトだし…PERSONZ自体の歴史も当然そのサイトにはHistoryにあるので、それもかなり参考になったりするサイト。

インターネットの黎明期でご本人の情報がなかなかメディアにまとまって載っていない、発信手段がなかなかなかった時代にファンが情報を知ることが出来た
凄いサイトで…確か本田さん自身からのコメントがメッセージコーナーに載ってたような…。

実際、もう少し内容を膨らませて充実させて単独で再出版とかしたら欲しいかもって思える内容なので…もしゲット出来たらラッキーかもしれません。

TAKESHI HONDA solo act Effectric Guitar band style 2020 2020.9.12 LIVE at SPACE ODD

これがBOXにセットされているライブDVDで…
このライブの大阪のsomaには自分も行ったと思いますが、その東京でのライブでVJさんとコラボして映像と楽曲がコラボしているライブで、
実際のライブ会場を撮影した映像がメインですが確かDVDの映像用にVJさんの作る映像とライブのシーンを編集というか…新たな演出みたいな感じの
シーンもあるって話を本田さんもインタビューかブログかで話してたような気がします。

収録曲はライブで演奏した曲すべて入っていると思うし…BAIDIS時代のPERSONZのライブ映像が非常に少なくって…発売されているのも
横浜アリーナと1回目の武道館だけなのを考えると…BOXだけのためのDVDなんて同じテイチクでも時代が変わったなあと(笑)
確か周年企画時の「Road to ~」のライブDVDはありますがBAIDISではなくImperialレーベルで発売されちゃってるのでね…(^-^;(笑)

2019年4月の1stアルバムから約4年ぶりのアルバム

本田さん自体ソロアルバムの発売が「Effectric Guitar」が初めてでキャリアめちゃくちゃ長いのに1stアルバムの発売まですごく時間がかかったギタリスト。
Effectric Guitarプロジェクトとしてソロライブの活動を始めてからアルバム発売までも恐らくほかのアーティストに比べて時間がかかってるとは思いますが
今作は前作を携えてツアーをしたりしている中でコロナがあって…思うようにライブ活動も進まないから…その中で楽曲を作りつつ作品として出すのにまとまって
満を持してリリースされたアルバムになるのかなと…。
そんなニュアンスの発言もあったような気がします。

実際に収録されている楽曲はだからこそか前作よりもライブでおなじみになってる曲が中心な感じです。

なので、自分的にも音源化を待ってた曲が盛りだくさんな気がします♬

そして前作ではマイナスワン音源が1曲ボートラ的に収録されていましたが…
今回は昔からの盟友のThe Roodysのボーカル、K-JOE AKIMURAをフィーチャリングしたバージョンを1曲収録してます。
これはこれで本当にかっこいい。

3rdアルバムはあるのだろうか?いつになるのだろうか?

ライブ活動はコンスタントにPERSONZをはじめとしてそれ以外のサポートだったりでのライブ活動は現在も精力的に行っているので…今後も楽曲は増えていくだろうけど
3rdアルバムはいつになるのかなぁって気が早いけど思いつつ…またいろいろライブをしながら固まったり、増えてきたりした時なのかなと…。

そしてEffectric Guitarの魅力ってPERSONZでのギターとは違った魅力があるんだけど、でもやっぱり本田さんなのでPERSONZっぽさも見え隠れしないわけでもなく…
さらに言えば割とあっさりした聞きやすいインストが多い気がしてます。
それはご本人曰く16小節以上のソロを弾くのが苦手なのか好きじゃないのか…そういうところとバンドの中でのギタリストという立ち位置に強い思いを持っているからなのかも
しれないなぁって勝手に思ってます。

あとはこれもご本人がおっしゃってたかもしれないけどGITANEでの経験やアイディアがEffectric Guitarに反映されているような気はします。
GITANEの復活ライブを観に行ったときに自分は何となくそう思ったんだけど…。
PERSONZのプロデューサーは貢さんだけど、GITANEは本田さん兄弟だからそういう色が濃く出るのかもしれませんね…。

いずれにしろ活動しているうちは3rdアルバムもきっとあると思うのでライブにいけるときは通いつつ楽しみに待ちたいと思います。

My Favorite 3 Songs

それではアルバムの中から特に好きな3曲を…

KUNG FU GIRL

うん、これライブで初めて聞いた時から好きな曲です。
ちょっとピッチのずれた(ずれてるのかな?)気のするピッチシフターがかかっている感じのギターでのコードリフが心地よい感じで好きです。
そこの部分にちょっとだけ勝手にDavid Bowieの「China Girl」を感じたり…。
と思って聞き比べてみたけど…サウンド的にはそうでもないのか(^-^;
あくまでも個人的なイメージですので(^-^;

FREEZE DRIVE

これもライブで聴いた時から…早く音源に!って(笑)
これってなんなんだろう?パンクとかニューウェーブとか…そういう感じのニュアンスのものなのかな?
ジャンルとか詳しくないけど…(^-^;
最初のリフは軽快な感じでライブだと会場でみんな手拍子してノルかんじなんだけど曲が展開していくと
うぉー!!って感じではないんだけど、心の下の方からグググッ!って盛り上がってくる感じが個人的にします。

FILTERED ROCK

これも同じくライブで聴いた時から…(笑)
本田さんのインストの中でコールアンドレスポンスというか一緒に呼応して歌える曲(笑)
そしてライブではご当地に関連するワードとかに歌詞を変えたりして…その会場向けのカンペが出てきたり(笑)
ライブDVDではバックの映像に映し出されてるかな?

ディスク情報

タイトル Effectric Guitar Ⅱ
アーティスト 本田毅
発売日 2023.2.15
レーベル reveil (テイチクエンタテインメント)
収録曲
KUNG FU GIRL
OUROBOROS
PROPHECY
SCARECROW
FREEZE DRIVE
Tapestry
CASE OF TEARS
PRAY UNDER RAYS
PLL
FILTERED ROCK
CASE OF TEARS feat. K-JOE ver.
本田毅「Effectric Guitar Ⅱ」
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