【ディスクレビュー】PERSONZ「BOØWY meets PERSONZ ~GIRLS,WILL BE GIRLS~」

今回はPERSONZのBOØWYカバーとセルフカバーを収録したアルバムを…。記事のタイトルは赤いジャケットのほうですが、当時2枚同発だったアルバムをまとめて書こうと思います。
何故にPERSONZのアルバムを取り上げるのに最初のアイテムが絶版になってるこのアルバムなのか?ってのもあるんですが…(^-^;

PERSONZについて

あえて今更な気もしますが、とりあえずフォーマット的に初めて取り上げるアーティストやバンドはこの段落つけようと思います。

1984年JILL、本田毅、渡邉貢、藤田勉でPERSONZを結成。1984年から1986年まで新宿LOFTにてLIVEを行う。

1986年にインディーズレーベルHEADS-Uより「ROMANTIC REVOLUTION」リリース。翌年1987年インディーズレーベルHEADS-Uよりリリースした第二弾ミニアルバム「POWER-PASSION」がインディーズチャート1位を獲得。同年にはテイチクBAIDISレーベルより1stアルバム『PERSONZ』でメジャーデビュー。1989年にはタイアップの走りとなるTBSドラマ「ママハハブギ」に「DEAR FRIENDS」が起用されると、そのPOPでストレートでメロディアスなサウンドは爆発的に日本中に伝わった。

PERSONZオフィシャルHP-Biographyより引用

自分のプロフィールページに書きましたが、PERSONZは自分が高校生の時に最初にはまったバンドです。
いわゆるBOØWY世代の人間なのですが…実は当時は殆どBOØWYのことは知らず…有線から流れて来た「BE HAPPY」を初めて聴いて滅茶苦茶カッコいいって思ってPERSONZにはまりました。大学に行って軽音サークルでBOØWYファンがいっぱいいて、その人たちは大体PERSONZも好きで…。世間の流れ的にBOØWY⇒PERSONZっていうのがあったみたいでしたが…そんな流れとは全く関係なく、後にBOØWYも好きになって、バンド同士、メンバー同士も交流があって…っていうのを知りました。

PERSONZが盟友バンドBOØWYをカバー

発売される前、JILLさんのブログか何かでカバーアルバムの企画を立てているっていうので記事を書いていて、最初はメンバーが影響を受けた洋楽や邦楽の色んなアーティストの曲を…みたいな企画だったような気がします。なので勝手に、JILLさんが歌うシンディー・ローパーとか、それこそBOØWYがスージー・クワトロと演奏した「THE WILD ONE」とか・・・聞いてみたいなぁと思ったりしてました。そういう曲が選ばれたかどうかはわかりませんが…(笑)

で、その後・・・カバーはBOØWYのカバーに限定することになったって発表がありました…。
なかなか微妙なモヤモヤがありつつ…どんな感じになるのか楽しみでもあったのですが…。

基本的にはオリジナルに近い感じのアレンジなんだけど、ところどころPERSONZらしさのあるアレンジもあったりしているような気はします。
青いほうの「~BOYS,WILL BE BOYS~」の1曲目の「DREAMIN’」のギターソロなんかは完全にPERSONZな気がします。
聞く人によっては違うって思うかもですが…。
それ以外だと「RAIN IN MY HEART」のカバーは女性ボーカルにあった感じのアレンジでPERSONZのオリジナル曲にあってもよさげな気がする。

本当の聴きどころはセルフカバー

絶版になってしまってるから、なんなんですけど…本当のこのアルバムの聴きどころは、個人的にはPERSONZのセルフカバーだと思ったりしてます。
結構大胆にアレンジを変えている「MAYBE CRAZEE -I LOVE YOU-」とかもそうですが…。
「夢の咲く花」「SLEEPING BEAUTY」「VENUSの憂鬱」「NOBODY’S PERFECT」は本田さんが不在の時の曲…。これを本田さんのギターが入った音源になってたのが当時はやっぱり個人的に嬉しいアイテムで、しかも「VENUSの憂鬱」のシンセリフなんか…やっぱり本田さんのギターを意識してるようなリフな気がしてたのでそれがようやく音源になったという…。

この2アイテム以前にも「fireball」「mirrorball」でも本田さんのギターでセルフカバーされている「FUTURE STAR」とかその他あって…その「FUTURE STAR」の2004年版は聴いていて色んな思いが勝手にこみあげて半泣きになってましたから(笑)

この数年で「RELOAD」企画があって「The Show Must Go On」の完全スタジオレコーディングで「FUTURE STAR」や「SLEEPING BEAUTY」は改めてアップデートされてますが、その先駆け的なアイテムでもあるような気がします。

アルバム丸々でなくてもベストアルバム的な選曲の「RELOAD」があってもいいよなぁって思ったりもしますが…。

権利元の消滅で絶版

このアルバムを出したレコード会社が消滅してしまって…絶版になってますが…
おなじレコード会社の時に「HEART OF GOLD」と「ROCK’A’THERAPY」も出していて、何とかオリジナルアルバムの2枚は復刻させられたっていう感じのMCを何度か聞きました。確かにこの2枚もいいアルバムですし…自分は「ROCK’A’THERAPY」は何となく本田さんが本当にPERSONZに戻って来た感じのするアルバムだったので、特に復刻出来たらいいのになぁって思ったりはしますが、今回書いたアルバムもBOØWYのカバーの部分はいいとしても、セルフカバーの音源を1枚に集めて復刻してもらえたらなぁっ勝手に思ったりしてます(^-^;
まぁ…自分は持ってるんですけどね(^-^;

My Favorite 3 Songs

ということで、今回も2枚のアルバムの中から、個人的に好きな3曲を

VENUSの憂鬱

さっきもう書いてますが…あのリフはやっぱり本田さんのギターがしっくりきます。ライブでは何回も聴いたりしてますし、映像もありますけどね…。

SLEEPING BEAUTY

これもさっき書いてますが(^-^;
ただ、この曲が「The Show Must Go On」に入ってた曲というのは実はあんまり覚えてませんでした…。

夢の咲く花

これもさっき書いたので…。

 

BAIDIS時代の曲もセルフカバーで入っていますがそれはあえて選ぶまでもない感じもするので…。
ただ、当時は「MAYBE CRAZY -I LOVE YOU-」をなんでこんな風にしたんやろ?って思いましたが…改めて聴いたらいいかも…。
ライブでは今年のツアーでやってた「BABYLON BABY」をやれば、「MAYBE~」はこのアルバムバージョンでも面白いかもなぁ…と。

あんまりディスクレビューっぽくないですね、やっぱり…(汗)

ディスク情報

タイトル BOØWY meets PERSONZ ~GIRLS,WILL BE GIRLS~
アーティスト PERSONZ
発売日 2009.10.28
レーベル ハッチ・エンタテインメント
収録曲
7 COLORS (Over The Rainbow)
ホンキー・トンキー・クレイジー
SLEEPING BEAUTY
B・BLUE
VENUSの憂鬱
わがままジュリエット
MAYBE CRAZEE -I LOVE YOU-
RAIN IN MY HEART
NO. NEW YORK
DEAR FRIENDS