【ディスクレビュー】橋爪もも「終わりよければ」
今回は橋爪もものインディーズ1stミニアルバム「終わりよければ」。
2015年の作品なので…このブログの現時点でのディスクレビュー対象としては新しいほうになります(笑)
前からやってるメインの雑記ブログに発売当時にも書いているので…ディスクレビューリミックス(?)、ディスクレビューリマスター(?)みたいな感じ…(笑)
記事はこちら
哀愁ロックの原点ミニアルバム
ちょっとディスクレビューっぽく書き出すと…。
「夜道」の記事にも書きましたが「哀愁ロック」を自身の音楽に共通するテーマとして掲げている(けど…最近どうなんだろう? 脱・哀愁ロックなのだろうか…)
そんなテーマの始まりとなるのがこのミニアルバム…。
それまで”哀愁ロック”という言葉を使ってたかどうかはよく覚えてないけど、このアルバムを発売するにあたって多様な音楽性をひとまとめにするために本人が作った造語だったと思う。
遡れば、このミニアルバムの前のインディーズで出したシングル「青のワルツ」や自主制作の「彼らの場合」も哀愁ロックとして表現されれば、しっくりくるし…その後のメジャーに行ってからの楽曲も普遍的なテーマとしては相変わらず残っていると思うので、やはり”哀愁ロックの原点”というのは間違いないような気がする。
哀愁ロックってなんぞや?っていうのは「夜道」のディスクレビューに自分的に書いてみたものがあるので、そちらも是非。
現行商品だけど再発希望もしたい作品
これは…他意がない…こともないけど…正直に思うことで…。
後付けではあるんだけど、アートワークが他の作品から浮いているのが少し残念っていうのが一つ。
発売当時はジャケットに基づいたアルバム購入したファンとの交流企画みたいなことを、リリースのきっかけとなったネット番組でやっていたりしていたので、古くからのファンには思い入れのあるジャケットなのかもしれないんだけど…。
ジャケットデザイン案でおばあさんにロリィタ服を着てもらう案があったそうで…(直接聞いたのか…インタビューで読んだのかっていうのは忘れたけど)
そして「終わりよければ」のアルバムタイトルの意味が”人生を終えるときにいい人生だったと思えたらいいな”という意味がこもっているっていう感じのインタビューも読んだような気がして…。
「人生の”終わり”だったのか…と。」
となると、色々後悔や痛みを持っている5人の主人公が出てくる作品群なわけですし…。
出来上がりのアートワークがどうなるかで色々雰囲気も変わってくると思うけど、「夜道」や「本音とは醜くも尊い」のアートワークを見ていると、期待感があるんだけど…と。
ジャケ買いしやすい…音楽が少し垣間見えるアートワークっていいよなぁって思うし。
今のだと…ひょうきんなB級アイドル的な感じ(^-^;
まぁ…それを望む人たちもいるとは思うけど…リリース作品並べてみたら、ちょっと浮いてるよなぁ…と(^-^;
なので方向性まとめる意味、プラス…予約購入特典だった「私というものなど」という弾き語りの音源をボートラにしてもいいし・・・。
アートワーク変更で再発することで新譜扱いになれば、また新しい展開にもなるかもしれないし…という勝手な考えだったりはするんですが…。
あと…商品リンクのところ楽天市場がないんですが、取り扱いがなく…。レーベルの流通の関係なのかなぁっていうのもあるので、そこも広げるのにルートを変える意味で例えば徳間ジャパンの流通に変えての再発は一つの手かも…。
アレンジャー勢はおなじみのメンバー
このアルバムの収録楽曲のアレンジャーは渡辺善太郎さんと出羽良彰さんの2名…
なのでサウンド的にはメジャー作品から知った人でも、「あぁ…橋爪ももの音だ」と、しっくりくるんじゃないかと思うサウンドになってるかと思います。
ただ…ある意味、後付けになるんだけど…メインブログに書いた「M」の感想…これが復活したかなぁ…という。
「変に凝りすぎてアルバムの中で少しずれちゃった感じがする」っていう感想だったんですが…。
「自由」とか「バレリーナ」のアレンジ聴いてたら「M」も、もう少しそっち方向に出来たんじゃないのかなぁ…っていう。
発売当時にしばらく聞いていたら”慣れ”のせいか、そうでもないかな?って思ったりしたんですが…かなり時間を空けて聴いたら「自由」を聴いた後だったからかな…
この感想が復活したりしました(^-^;
これもあくまでも個人的な感想なので、あしからず。
5曲の中でもバラエティに富んだ楽曲
「M」のような、橋爪もも的なアップテンポ系の曲からジャジーな感じの「彼女の思い込み」とか…
「おとしもの」や「謝罪文」は徐々に歌い上げていく雰囲気のあるミディアム、バラード調(だと思う)
「散々」も少し跳ねた感じのリズムで…なんていえばいいんだろう(無知…笑)
あえて本編にはフォーク調の曲を入れていない(これはアルバムとしてロック寄りの曲を入れていく方向性でとのことだったと思う)けど、当時の予約購入特典「私というものなど」もあるし。
哀愁ロックはバラエティに富んだ楽曲群なんだという事を再認識できる内容かもしれない。
今後はそのテーマを広げていくのか続くけて行くのか封印していくのか…
遡ることで、次回作に対する期待も出て来ました。
My Favorite 3 Songs
ということで5曲のうち3曲…なので半分以上になりますが…(笑)
謝罪文
これは本当にグサグサ刺さります…。
誰にでも少しはある感情なのかもしれないって思うのは自分がグサグサ刺さるからだとは思いますが…。
間奏のギターソロとかもめっちゃ好物です(笑)
V系バンド好きな人もこれ好きそうだと思うし…
後から思ったのは、どこかで書いたかもしれないけど、LUNA SEAのJがプロデュースしたYoujeenっていう女性ロックボーカルの「Someday」とかの雰囲気。
あくまでも雰囲気なんですが…感じたりするので…。
おとしもの
イントロの音好きだし…これも謝罪文と似たような感覚あるかなぁ…。
散々
この曲…ネット番組で日高央さんに「Amの曲が多いから、それ以外でつくれ」みたいなこと言われて…色々考えた結果、余計にAmが頭から離れなくなって…出来上がった「(仮)Am」って曲だったと思う(笑)
でも、まぁ…こういうのも、橋爪ももっぽい(エピソードではなく)曲の一つかも…。
あんまり同世代(っぽい)女性シンガーでこういう感じの曲を歌ってる人を見かけない気もするし…。
ディスク情報
タイトル | 終わりよければ |
アーティスト | 橋爪もも |
発売日 | 2015.9.9 |
レーベル | nyt records (レインボーエンタテインメント) |
収録曲 | |
M | |
散々 | |
おとしもの | |
彼女の思い込み | |
謝罪文 |
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