【ディスクレビュー】Crystal Wars「BLUE」

今回もかなりマニアックな感じで…
ビーイングといえば90年代色んなバンド、ユニットで数多くのヒット曲を生み出してましたが…
そんなビーイングのアーティストです。

Crystal Warsについて

これまたこういうのはネットには詳しい方がいたりして…
ビーイング関係のアーティストの情報をまとめたHPがあってそのページをまず…


そしてネット上ではこのページが一番詳しいのかもしれません…。
というかほかに情報を見かけないしWikiのビーイングのページにも掲載されてないようです…。

で、今回もCDのブックレットに記載されているスタッフクレジットからメンバーを拾い上げてみます…。

Vocal:Rumiko Inoue / RUMIZO
Guitar : Kuniko Tamai / ZIN
Bass : Tamaki Kunishi / TAMAKI
Drums : Yayoi Murakami / YAYOI

このCDのジャケットのタイトル下にはフルネームとパートが書かれていて、ブックレットのスタッフクレジットにはスラッシュの後ろの表記で
書かれてます。
実際に活動時にどういう表記でメディア告知とかされてたのかはちょっとわからず…ですが、先ほどのリンクのページで見ると
ボーカルのRUMIZOさん(井上留美子さん)は解散後に作詞家やコーラスミュージシャンとして活動していて有名な作品もあるってことのようです。

Bi-tam-ingレーベルからのリリース

この作品はBi-tam-ingレーベルからのリリースなんですが…
この当時、ビーイングのアーティストって各レコード会社にレーベルをもっててリリースしてたかと思います。
そのうちに自社でレコード会社立ち上げてまとめていったような…。

例えばT-BOLANはデビュー当時はパイオニアLDCだったかな?のROCK ITレーベルで出してたと思います。
あとはWANDSも東芝EMIだったり…大黒摩季もかな?
レコード会社立ち上げ後はそれぞれ過去の作品もレーベルを移してリリースされてると思いますが…。
実際自分が持ってるWANDSのアルバム「時の扉」は東芝EMIですしT-BOLANも初期の作品はROCK ITの商品で手元にあります。

そんな感じでビーイングアーティストが各レコード会社で作品をリリースしていたころ…テイチクでビーイング制作(っていったほうがいいのかな?)
の作品をリリースしていたのがBi-tam-ingレーベル…。

このCrystal Wars以外にも自分の手元にあるCDだとKEY WEST CLUB(中谷美紀 & 東恵子)やW-NAO(飯島直子 & 網浜直子)もBi-tam-ingでのリリース…。
KEY WEST CLUBはマネージメントはスターダストプロモーションですが…音楽制作はビーイングがやっていたようです。
W-NAOの作品なんて…全曲B’zのカバー…という…なかなかすごい作品…。

他にもあったのかは調べたりしないとわからないですが…今はビーイングと関係なさげなテイチクですが当時は専門的なレーベルもあったり
関係はあったみたいで…

そもそも、ジャパニーズメタル黎明期の代表的な女性ボーカルの一人、本城未沙子や伝説的なメタルバンドX-RAYはマネージメントがビーイングで
リリースがテイチクのコンチネンタルだったので…80年代、90年代は間違いなく関係はあったという…。

って今回もディスクレビューじゃない(汗)

BLUEはセカンドミニアルバム

で、本題のこの作品はCrystal Warsにとって2nd Mini Albumとなります。
それはブックレットにも書いてある(笑)
1stアルバムは「CRYSTAL WARS」という作品があるみたいですが自分の手元にはないのですが、1992年にリリースしてて
その1年後にこの作品をリリース…。

おそらくその2作品で解散だったのかなぁ…。
昔よく見てた「恐怖の追跡」っていうHPが閉鎖されていて…それがあれば掲載されてたのかも…。

そしてこれもブックレットからの情報ですがアレンジャーとしてバンド以外に”葉山たけし”と”野田行文”のクレジット。
葉山さんはビーイング系でよく見かけるかな…。
「世界中の誰よりきっと」も手掛けてるし…KIX・Sの「また逢える…」もそうみたいで…。
個人的にもなじみがあったり好みのサウンドになってるかなという感じ。

女性ロックバンドだし…ビーイングサウンドだし…KIX・SとかMANISHとか彷彿するようなバンドだし…
何かきっかけがあればまた違った未来だったのかもしれないなぁっていう気も…。

KIX・SはB’zタイプのユニット型バンドだけど…CRYSTAL WARSはキーボードはいないけど4人編成の女性バンドだから
割とビーイングでは珍しい存在だったのかもしれない…。
見当違いかもしれないですが…。

ホント何がきっかけでどう変わるかってところで考えたら音楽で大成するのって難しいよなぁ…。

My Favorite 3 Songs

共犯者

この作品の1曲目で葉山たけしがサウンドプロデュース参加…さっき書きましたがちょっとKIX・Sを彷彿させる感じもしてそこが好きかも。

All or Nothing

これはアレンジャーには野田さんが参加してるようですが…ちょいちょい入るギターの早弾きとかがやっぱりKIX・Sを…(笑)

ないものねだりのFrustration

これもビーイングらしい感じのサウンドなのかなぁ…という気がします。

 

このミニアルバム全体が少し事前にイメージしてたより大人しめな感じもして少し物足りなさはあるのも正直なところで…
そこが足りなかったのかな?
共犯者ももっと暴れて欲しい気もしますし…。

1stを聴いてみたいですが…市場価格が高騰しすぎだしなぁ…(笑)

ということで今回はこのあたりで…。

ディスク情報

タイトル BLUE
アーティスト Crystal Wars
発売日 1993.7.21
レーベル Bi-tam-ing(テイチクエンタテインメント)
収録曲
共犯者
Mr. Blue
Just Say Good-Bye
BOY
All or Nothing
ないものねだりのFrustration
Nasty Boy
Crystal Wars 「BLUE」
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